笠間って?

茨城県の中央部に位置し、古くから門前町として栄えた笠間市。
国民的歌手、坂本九ゆかりの地としても知られ、
名曲「上を向いて歩こう」、「見上げてごらん夜の星を」のメロディが時報で流れ、
どこか懐かしく、のどかな街をより一層演出しています。
また、歴史や工芸品などの文化が色濃く残り、今もなお新しく進化し続けています。そんな笠間を、まずは知っとこ。

笠間といえば笠間焼

全国的に知名度の高い、国の伝統工芸品のひとつである笠間焼。

笠間焼の創始は江戸時代の安永年間の頃、箱田村(現・笠間市箱田村)の
久野半右衛門道延(くのはんうえもんみちのぶ)が始めたとされています。

江戸時代からの伝統を受け継ぎつつもとらわれすぎない自由な気風が、
今もなお人々に愛され続けているのです。

笠間の各地にみられる窯元では陶芸教室があり、
日帰りで絵付けや陶芸体験が人気。

ゴールデンウィークには茨城を代表する陶芸イベント陶炎祭(ひまつり)が開催され、直に陶芸家たちとふれあい、笠間焼を身近に感じることができる絶好の機会です。

"芸術のまち"として知られる
笠間

笠間ならではの陶芸専門の美術館である茨城県陶芸美術館や、
近現代における洋画を専門に展示する笠間日動美術館、
古い陶器や美しい水墨画に目を奪われる笠間稲荷美術館と3つの美術館があり、
気軽に芸術に触れることができるのも、笠間の魅力の一つ。

また、篆刻家や画家、陶芸家、料理家などの様々な顔を持っていたとされる
北大路魯山人旧宅である春風萬里荘も一般公開され、
江戸時代の中期の入母屋造りで美術品の展示も行われています。

陶芸はもちろんですが、様々なアートの世界を目で見て、体で感じてみては?

笠間の2大神社といえば・・・

日本三大稲荷のひとつでもある笠間稲荷神社。
1360年以上の歴史を有する由緒ある神社です。
五穀豊穣や商売繁盛の神として知られ、初詣は参拝客で賑わいます。
また、門前通りは食べ歩きスポットとしても人気です。

そして常陸国出雲大社は良縁結びの神として知られています。
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀り、圧巻のしめ縄は日本最大級の大きさ。
境内には気軽に吹きガラスなどが体験できるガラス工房やレストランもあります。

それぞれが違った神秘的な雰囲気やパワーを注入しに笠間の2大神社を訪れてみて!

風土が生んだ特産品や
ご当地グルメ

女子にとって旅をするなら食はかかせないところ。

茨城県産常陸秋そばを使用した蕎麦、笠間稲荷にちなんだご当地グルメ
笠間いなり寿司、日本有数の特産地である栗など。
歴史ある3蔵から生まれる日本酒もあり、「笠間市地酒を笠間焼で乾杯する条例」
が笠間市で制定されています。

豊かな自然が魅せる笠間の表情

笠間は四方を里山に囲まれ、盆地ならではの寒暖の差で
豊かな自然が育まれています。
美味しい作物が豊富なのもそれが理由の一つ。

春には真っ赤に咲き乱れるつつじに、夏には緑が美しい里山や田園風景、
秋には観光地を彩る里山ならではの紅葉や菊など
日本の季節を存分に感じさせてくれます。

季節によって変わる笠間の表情。
自然の癒しを求めて笠間に訪れるというのもおすすめです。

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